サーベイの効果的な活用

ここでは、サーベイを効果的に活用する方法についてご紹介します。

●全社と各組織の両輪でサイクルを回す

エンゲージメントを向上させ組織をより良くしていくには、「全社」「各組織」がサーベイを起点にそれぞれ「PDSサイクル」を回すことが重要です。

人事(事務局)は、サーベイを基に全社の状況を把握し、全社としての課題を設定のうえ、打ち手を検討・実施しながらサイクルを回していきましょう。

組織長は、サーベイを基に自組織の状況を把握し、自組織やマネジメントの課題を設定のうえ、打ち手を検討・実施しながらサイクルを回していきましょう。

全社施策と組織別施策の両輪で改善活動を行うことで、よりエンゲージメント向上につながります。『エンゲージメント・ドライブ』は、それら施策の効果を検証する定点観測ツールとして有効にご活用ください。

参考:人事向け結果活用ガイド~はじめに~

参考:組織長向け結果活用ガイド~はじめに~

●経営への結果報告(全社での施策展開につなげる)

サーベイの結果や結果を踏まえた対応の方向性について、経営層と対話することが重要です。事前に個別すり合わせを行った上で、全体報告を行うとより効果的です。

STEP1:個別報告

役員の方の中で現状に対して課題感をお持ちの方、もしくは「この人が言うなら」と賛同してくださりそうな方を巻き込んでおくと、推進しやすくなります。

いきなり大勢の中で報告してもなかなかアクションにつながりにくい場合、事前に個別相談をしておくことで、進めやすくなる可能性が高いです。

例)・社長・発言力のある常務 など

STEP2:全体報告

取締役会・執行役員会など場を分けて、発言しやすい雰囲気の中で行う方が望ましいです。

事前に個別相談をしていた役員の方に協力していただきながら、ファシリテーションを行います。結果に対して役員として対応していく必要があること、危機感を感じていただくことが、主な目的となります。

「一方通行で報告を行う」よりも、結果を見てどう思うかを「意見交換できる」サイズ感での実施がおすすめ

●組織長への結果報告(各組織での施策展開につなげる)

各組織でも施策展開できるよう、組織長への結果報告も重要です。

各組織長へ結果を報告される場合には、自組織の結果を確認するための2属性比較報告書(必要に応じて3属性以上比較報告書)と、メールにて事務局の方へお送りしています「組織長向け読み取りガイド」(もしくは組織長向けガイドコンテンツ)をセットにしてお渡しいただくことをおすすめします。

組織長へ結果を人事の方からお伝えされる場合、以下のアジェンダ例を参照ください。

組織長だけでなく、回答いただいた従業員のみなさま向けに、社内イントラネット等を利用し、結果や施策の方向性を報告することも重要です

参考:フェーズごとのコンテンツ一覧

Updated on 2024-10-31

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