自組織の結果を読み取った後は、必要に応じて「メンバーへの結果の共有」や「結果を通じた対話」の時間を設けます。
メンバーとの共有や対話の準備をする
まずは、対話に向けて必要な資料や話す内容を準備します。
必要な資料を用意する
メンバーとの共有や対話に向けて以下の資料を準備します。
①報告書
自組織の結果が反映されている報告書を用意します。
※「2属性比較報告書」「経年比較報告書(属性別)」「3属性以上比較報告書」のいずれか、もしくは複数、お手元にある該当組織の報告書をご用意ください。
※参考:納品物一覧
②ワークシート
事前に結果を読み取り、下記ワークシートを参考に組織長自身の考えを整理しておきます。
③(必要に応じて)その他資料
その他、メンバーに共有する上で必要と考える資料があれば用意します。
話す順序やアジェンダを整理する
以下のアジェンダ例を参考に、「どのような順序」で「何」を話すのかを考えます。
アジェンダ(例)※60分で実施する場合
1.主旨の説明(5分)
2.サーベイ結果を見た感想の共有(10分)
3.気になった点、課題と思ったことの共有(10分)
4.打ち手として考えていることの共有(10分)
5.メンバーの意見のヒアリング(20分)
6.今後に向けてアクションすることの確認(5分)
※アジェンダはあくまで一例です。組織長の感想共有から始めず、最初にメンバーからの感想や意見を聞くことも有効と考えられます。
結果や課題をメンバーと共有・対話する
準備したことをもとにメンバーに自分の考えを伝え、メンバーの考えを聴き、対話します。
▍結果を見た感想や課題、想定する打ち手を伝える
サーベイ実施を1つのタイミングと捉えて、あらためて自組織についてメンバー同士で考える時間を取りましょう。普段実施しているグループ会等の定期的なミーティングがあればその時間を使うのも手です。
報告書とワークシートを用意した上で、以下についてメンバーに伝えます。
①サーベイ結果を見て思ったこと・感じたこと
普段の問題意識や想いに照らして何を思った・感じたのか?
②気になった点、課題と思ったこと
サーベイ結果の中で、特に気になった点や課題と感じていること、また良いと感じている点は何か?
③打ち手として検討したこと
最も気になる部分(課題)を自組織で解決するために、現時点で必要である、適切であると考えたことは何か?
▍結果を見た感想や課題、想定する打ち手を伝える
伝えたことに対するメンバーの考えや想いを聴いてみましょう。メンバーが発言しやすい雰囲気作りや、しっかりと話を聴こうとする姿勢がポイントです。